なぞっちの読みもの

なぞかけの作り方・コツ|簡単な例から作れる5ステップ

なぞかけの作り方のコツは、 お題から言葉を連想し、「その心」に入る同音異義語を見つけてから、もう一つのお題を考えること。 最初から無関係な二つを並べるより、間をつなぐ言葉を先に用意すると作りやすくなります。

このページでは「校庭」から一つ作る過程を紹介します。身近な言葉の候補表、直し方の例、練習用のお題も使って、自分のなぞかけを完成させてみましょう。

なぞかけの基本形:「その心」は二つを結ぶ答え

Aとかけまして、Bと解きます。その心は、どちらもCでしょう。

AとBはお題、Cは二つにつながる言葉です。「その心は」は「二つに共通する理由は」という意味で使われます。「解く」は、この言葉でお題のつながりを説明する、と考えると分かりやすいでしょう。

ここでは、同じ読みで違う意味を持つ言葉を使う方法から始めます。例えば「はし」には「橋」と「箸」があります。ただ同音の言葉を見つけただけでは途中段階。二つのお題について、それぞれ自然な文章になるように仕上げるのが大切です。

なぞかけには、言葉の二通りの意味や、意外な共通点で結ぶものもあります。同音異義語だけが唯一の作り方ではありませんが、初めてなら音と意味の対応を確認しやすい方法です。

簡単ななぞかけを一つ作る5ステップ

1.よく知っているお題を選ぶ

最初のお題は「校庭」にしてみます。難しい知識が必要なものより、物や動きを思い浮かべられる題材が取り組みやすいです。学校、食事、公園など、普段の生活から選んで構いません。

2.お題から連想する言葉を書き出す

校庭なら「運動会、砂、走る、線、遊ぶ、広い」などが候補です。名詞だけで止まったら、「何をする場所?」「どんな物がある?」「どんな様子?」と角度を変えてみましょう。まず5個ほど書き、ここでは使えるかどうかを決めつけません。

3.同じ読みで別の意味になる言葉を探す

候補の「線」に注目すると、同じ「せん」と読む「千」があります。「線を引く」と「千を引く」の二通りで使えそうです。このように単語を短い文章にすると、もう一つのお題を探しやすくなります。

同音の言葉が浮かばなければ、辞書や文字入力の変換候補を手がかりにして構いません。ただし、候補に出ても実際の意味や読みが合うとは限らないので、声に出して確認しましょう。

4.別の意味に合うお題を考える

「千を引く」が自然に当てはまる場面を考えます。例えば「二千から千を引く計算」。校庭の線を引くこととは違いますが、同じ「せんをひく」でつなげられます。

5.型に入れ、両方の意味を確かめる

校庭の準備とかけまして、二千を千にする計算と解きます。

その心は、どちらも 「せんをひく」 でしょう。

  • 校庭の準備では、線を引く。
  • 二千を千にする計算では、千を引く。

これで基本形ができました。さらに「運動会前の校庭の準備」とすると、線を引く場面が伝わりやすくなります。短さだけを優先せず、聞き手が二つの意味を想像できる言葉を残してください。

このような連想から同音異義語へ進む方法は、 ほぼ日の塾「なぞかけの魔法」 でも具体例とともに紹介されています。

思いつかないときは「その心」から逆算する

お題が自由なら、同音異義語を先に決め、両側のお題を探しても作れます。下は完成した答え集ではなく、発想の出発点です。「その言葉がある」「その動作をする」が、お題に本当に当てはまるか確認して使ってください。

なぞかけに使える言葉の種
読み 一つ目の意味・お題の候補 もう一つの意味・お題の候補
せん 線:校庭・図形 千:数・計算
はな 花:花壇・庭 鼻:顔・ぞう
あめ 雨:天気・梅雨 飴:お菓子・売り場
きく 聞く:音楽・話 効く:薬・冷房
とる 撮る:写真・カメラ 取る:ボール・点数
たつ 立つ:人・柱 経つ:時間・年月
かける 掛ける:眼鏡 掛ける:掛け算
ふく 吹く:風・笛 拭く:窓・床

同じ漢字でも、意味が違えば使える場合があります。「眼鏡を掛ける」と「数を掛ける」は同じ「掛ける」ですが動作が違います。漢字だけでなく、文章全体で意味を比べましょう。

お題が決まっている場合は、言い換えを増やす

「学校」で止まったら、教室、授業、黒板、休み時間へと具体的にします。「勉強」なら読む、書く、覚えると動作へ広げます。広げすぎてお題から離れたら、「なぜ学校と関係する?」を一文で説明できる候補へ戻しましょう。

うまくできないときの失敗例と直し方

音が似ているだけになっている

例えば「雨」と「甘い」は関連がありますが、読みは「あめ」と「あまい」で違います。同音異義語の練習なら、「雨」と「飴」のように同じ読みへそろえます。語尾や途中の音を無理に縮めないと成立しない例は、まず避けましょう。

お題の片方にしか当てはまらない

「雨」と「飴」を見つけても、両方を「空から降る」と結ぶのは無理があります。飴が空から降る場面を、説明なしに聞き手へ想像してもらうのは難しいからです。「あめがあります」のように両方へ当てはまる述語から考え直します。

語呂が合ったら、Aについての文とBについての文を別々に書きましょう。片方だけ不自然なら、お題か最後の言葉を変えます。

同じ仲間という説明だけで終わる

「鉛筆」と「消しゴム」を「どちらも文房具」とするのは分かりやすい共通点ですが、意外な発見は小さくなります。これは連想の準備として残し、音の二重の意味や、違う場面を結ぶ言い方を探すと、なぞかけらしさが増します。

説明が長すぎて、掛けた言葉が分からない

二つのお題と「その心」を一度声に出して読みます。言葉遊びの中心が「せんをひく」なら、その前後の説明を少し削っても通じるか試しましょう。逆に、初めて聞く人が必要とする場面説明まで削る必要はありません。

お題で練習:ヒントから自分の答えを作ってみよう

まずは下の3題に挑戦してください。解答は一例です。同じお題でも、別の言葉のつながりが作れます。

練習1:花壇

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顔にも同じ読みのものがあります。

解答例と二つの意味を見る

花壇とかけまして、顔と解きます。その心は、どちらも「はな」があるでしょう。

花壇の花と、顔の鼻。読みが同じで意味が違う、基本の練習です。

練習2:風のある日

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窓をきれいにするときの動作と比べてみましょう。

解答例と二つの意味を見る

風のある日とかけまして、窓掃除と解きます。その心は、どちらも「ふく」でしょう。

風が吹くことと、窓を拭くことを結んでいます。

練習3:眼鏡を使う人

ヒントを見る

足し算ではなく、もう一つの計算をする人は?

解答例と二つの意味を見る

眼鏡を使う人とかけまして、掛け算をする人と解きます。その心は、どちらも「かける」でしょう。

眼鏡を掛けることと、数を掛けること。同じ表記でも意味が異なります。

自分のなぞかけを書いてみる

空欄を上から埋めて、一つのなぞかけに仕上げましょう。入力内容を送信・保存する機能はありません。残したい場合は、画面を閉じる前に手元のメモへコピーしてください。

仕上げのチェック

  • 二つの言葉を声に出して、読みが合うか確かめる。
  • AとBを別々の文にして、意味が通るか確かめる。
  • 聞く人が知らない言葉には、短い説明を添える。

次に練習するお題

学校・給食・図書館・公園・買い物・誕生日・夏休みなど、よく知っている場面から選びましょう。答えが浮かばないときも、関連する言葉を五つ書ければ練習になります。思いついたものから一つ選んで先へ進めてください。

他の例で「その心」を考える練習には、 なぞかけのお題と回答例 も使えます。答えを読む前に止まり、分かった後で二つの意味を説明してみましょう。

なぞかけの作り方でよくある疑問

「その心」から考えてもよい?

はい。お題が自由なら、同音異義語や二つの意味を持つ言葉から両側のお題を考えられます。お題が指定されている場合は、そのお題に関係する言葉から探すほうがまとめやすくなります。

すぐに思いつくようになる練習は?

完成例を覚えるだけでなく、「お題→関連語→別の意味→もう一つのお題」の順へ分解してメモしましょう。最初は時間をかけて構いません。一つ作ったら、別のお題にも同じ言葉を使えるか試すと、連想の候補を増やせます。

小学生と遊ぶなら、どんなお題がよい?

花・雨・学校など、参加する子が意味を知っている言葉から始めましょう。まだ難しければ、先に「花と鼻はどちらも、はなと読むね」と言葉の組を渡し、それぞれがある場所を考えてもらいます。

人前で披露するときのコツは?

二つのお題をはっきり言い、「その心は」の後で少し間を置きます。伝わらなければ二つの意味を説明して大丈夫です。学校の発表やお祝いの場では、相手をからかう内容より、その場にいる人が一緒に楽しめる題材を選びましょう。

制作メモ:なぞっちが初めて作る方向けに手順と練習例を構成しました。例文は二つの読み・意味・文としてのつながりを確認しています。言葉遊びには定番の組み合わせがあるため、同じ発想の作品が存在する場合があります。