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マッチ棒クイズの解き方・コツ|1本動かす図解と練習3問

マッチ棒クイズのコツは、 「できてほしい式」を考え、棒を渡す場所ともらう場所をセットで探すこと。 やみくもに動かすより、数字の中で動かす・別の数字へ渡す・記号を変える、の順に候補を試すと整理できます。

ここでは、電卓のような形の数字を使う計算式の問題を、初めての方にも分かる図で解説します。足し算と引き算が分かれば取り組める練習3問も用意しました。

最初に確認するルール:「動かす」と「取る」は違う

まず問題文で、何本をどうしてよいかを確認しましょう。同じ図でもルールが違えば、答えは変わります。

1本動かす
今ある棒を1本取り、その棒を別の場所へ置きます。全体の本数は変わりません。
1本取る
棒を取り除きます。全体の本数が1本減ります。
1本足す
外から新しい棒を加えます。全体の本数が1本増えます。

このページの練習は、1本を移動し、数字と+・−を変えてよいルールです。 =は固定。棒を折る・重ねる・立体にすることはせず、数字は下の早見表の形だけを使います。桁数を変えたり、≠にしたりしてはいけません。

実際に並べるなら、紙に描いた棒や工作用の棒でも試せます。画面の図と同じ向きに置くと、どこが変わったかを確認しやすくなります。

マッチ棒クイズの解き方を3ステップで整理

1.式を計算し、「どこが変われば成立するか」を考える

例えば「3+3=8」は、そのまま計算すると左側が6、右側が8です。「左端が5なら5+3=8になる」と候補を作れます。最初から全ての棒を試すのではなく、成立する数の組み合わせを一つ考えてみましょう。

右側を固定して考えても見つからないときは、左側を固定して右側を変える方法へ切り替えます。最初の予想が正しいとは限りません。

2.同じ数字の中で1本動かせるかを見る

「3→5」「6→9」のように、棒の本数を保ったまま形を変えられる数字があります。同じ数字の中で移せれば、他の数字や記号を変えずに済みます。候補の数字と元の数字を見比べ、「余る場所」と「足りない場所」を一つずつ探しましょう。

3.別の数字や+・−へ棒を渡す

数字の中だけで解けなければ、1本減らせる場所と1本増やせる場所を組み合わせます。+の縦棒を取ると−になるため、その棒を数字に渡せます。逆に−へ縦棒を渡せば+です。記号の変更が禁止されている問題では、この候補は使えません。

最後に必ず再計算。「渡した側」と「受け取った側」の両方が変わった後の式で、左側と右側が等しいか確認してください。

0〜9の数字の変化早見表

下の表は、このページの図の形で成り立つ変化をまとめたものです。「同じ数字の中で移す」と「1本取る/足す」を区別して使いましょう。「—」は、この形の0〜9には変えられないことを表します。

マッチ棒の数字と、1本でできる変化
元の数字 中で1本移す 1本取る 1本足す
0 6・9 8
1 7
2 3
3 2・5 9
4
5 3 6・9
6 0・9 5 8
7 1
8 0・6・9
9 0・6 3・5 8

例:3から2へは「取るだけ」では変わりません。 右下の棒を左下へ移す必要があります。同様に、9から6・0へ変えるのも移動です。数字の名前だけを覚えるより、どの位置の棒が変わるかまで見ると間違いを減らせます。

「1本取る」の列を使ったら、必ずどこかにその棒を足します。例えば8→9で取った1本を、5→6になる位置へ渡す、という組み合わせです。ただし、形が作れても計算が合うとは限りません。

1本動かすマッチ棒クイズを図解で練習【3問】

3問とも、1本だけ動かして正しい式にしてください。まず自分で考え、迷ったらヒントを開きましょう。解答例では動かす棒を太い茶色で示し、文章でも位置を説明しています。

第1問:数字の中で動かす

問題:3+3=8

第1問のヒントを見る

左端の3を、別の数字にできませんか?

第1問の答え・移動図を見る

移動前:太い茶色の棒を取る

移動後:太い茶色の位置へ置く

左端の3の右上の棒を、同じ数字の左上へ移します。3が5に変わり、5+3=8になります。

右辺の8と真ん中の3を残すと、左端に必要なのは5。3と5を見比べると、上半分の縦棒の位置だけが違います。

第2問:記号から数字へ動かす

問題:9+1=9

第2問のヒントを見る

+を−にすると、左側の計算結果はいくつになりますか?

第2問の答え・移動図を見る

移動前:太い茶色の棒を取る

移動後:太い茶色の位置へ置く

+の縦棒を、右辺の9の左下へ移します。+が−に、9が8に変わり、9−1=8になります。

9−1は8なので、右辺にも8が必要です。9に足りない左下の棒を、+から受け取れます。

第3問:二つの変化を組み合わせる

問題:6+4=4

第3問のヒントを見る

右辺の4を残すなら、左側を「何−4」にするとよいでしょう?

第3問の答え・移動図を見る

移動前:太い茶色の棒を取る

移動後:太い茶色の位置へ置く

+の縦棒を、左端の6の右上へ移します。6が8に、+が−に変わり、8−4=4になります。

6を8にするだけでは8+4=4で不正解。棒をもらう側だけでなく、渡す側の記号も一緒に計算し直すのがポイントです。

全問できたら、正解を覚えていたかだけでなく「棒を渡す場所と受け取る場所を説明できるか」も試してください。説明できれば、見たことのない問題でも候補を絞る練習になります。

図形のパズル・規則性の問題はどう解く?

三角形や正方形を作るパズル

図形を指定の個数にする問題では、まず完成させる形を紙に描きます。次に、今の図で残せる辺と、完成図に足りない辺を比べます。隣の図形と共有している辺を動かすと、二つの図形が同時に崩れることにも注意してください。

「正方形を何個」と指定されたときは、小さいものだけでなく、複数の小さい正方形の外周が作る大きい正方形も数えるルールか確認します。平面だけで考えるのか、立体もよいのかも問題文に従いましょう。

並べた図形の本数を求める算数の問題

マッチ棒の問題には、棒を動かすのではなく、同じ形を増やして本数を求めるものもあります。こちらは「最初の本数」と「形を一つ増やしたときの追加本数」を調べます。

例えば、正方形を横に並べ、隣と1辺を共有すると、1個で4本、2個で7本、3個で10本。10個なら4+3×9=31本です。一つ目も3本として数えてしまわないようにしましょう。辺を共有しない配置ならこの式は使えません。

規則性の問題を詳しく学ぶ場合は、 中学受験ナビのマッチ棒と規則性の解説 が参考になります(一部会員限定)。

マッチ棒クイズでよくある疑問

どうしても解けないときは?

「同じ数字の中」「数字から別の数字」「数字と記号の間」のどれを試したか、紙にメモしましょう。同じ動かし方ばかり繰り返さず、まだ試していない種類を探せます。数字の形や、動かせる記号の制限を読み直すのも有効です。

=を≠に変えても正解?

このページでは不正解です。「等式を正しくする」のか、「正しい内容にする」のかなど、出題者が指定した条件を確認してください。斜めの棒を加える方法を、どの問題にも使える裏ワザとは考えないようにしましょう。

答えが二つ見つかったら?

どちらも指定の本数・数字の形・記号のルールを満たし、式が成立するなら、複数の解がある可能性があります。このページも解答例を掲載しています。思いついた別解は、移動前後を描いて本数と計算を確かめましょう。

小学生にヒントを出すなら?

まず「どの数字を変えるとよさそう?」と場所を絞る問いかけをします。それでも難しければ「+は−にできるかな?」など、次の一手が考えられるヒントへ。最初から答えの式を伝えず、棒を動かした理由を一緒に確かめると取り組みやすくなります。

制作メモ:図はなぞっちで作成しました。数字を構成する棒の位置を定義し、早見表を生成しています。練習3問は移動前後で1本だけが移ることと、解答の計算を確認しています。